阿佐ヶ谷住宅探訪記

かなりディレイ気味で恐縮ですが、さる8月某日、猛暑の中、社長と二人で阿佐ヶ谷住宅の写真を撮りに出かけてきました。暑かったよう。

(akinichi)

まずは、阿佐ヶ谷住宅の場所です。最寄り駅は丸ノ内線の南阿佐ヶ谷ですね。


拡大地図を表示

善福寺川のうねりに沿うような曲線的な路地と敷地。周囲の住宅地とは明らかに異彩を放っているのが上空から見て分かります。


・阿佐ヶ谷住宅とは?(→阿佐ヶ谷住宅日記より引用)

阿佐ヶ谷住宅は、杉並区成田東にある全戸数350世帯の日本住宅公団の分譲型集合住宅である。地上3~4階建て鉄筋コンクリート造の118戸と、地上2階建てテラスハウスタイプ232戸(陸屋根タイプと傾斜屋根タイプが混在※1)で構成され、うち傾斜屋根型テラスハウスの174戸は前川國男建築設計事務所の設計による。1958年(昭和33年)竣工と同時に入居が始まり、2006年冬に取り壊され再開発される予定。現在は空き室も多く、350世帯のうち160世帯ほどが入居している。築47年(2005年現在)。

なぜここを訪れようとしたかというと、都会から失われつつある貴重な風景を写真に納めておきたかったからなんですね。その街並みは、無機質なコンクリート感というのは全くなく、人々の生活感は失われつつあるというのに廃墟という感じは全くしない。開放的でモダンでした。昭和30年代の公団住宅からイメージする日本的な匂いがしません。

何とかこの街並みを保存してもらえないものか、そう思わずにはいられませんでした。

鉄筋コンクリート造のタイプですね。道の湾曲具合のせいか、思わず引き込まれる眺めです

こちらは傾斜屋根タイプのテラスハウス

もう人が住んでいる生活感が消えています

思わず、雑草をかき分けて奥に進んでいきたい眺め

給水塔はランドマークですね

なんてことない看板ですが

看板その2

集合住宅にありがちな無機質な感じがしないのが不思議ですね

ブランコを静寂が包む

もう使われることもないのでしょう

思わず撮りたくなります

建設当時はかなりモダンだったのでしょうね

善福寺側沿いの遊歩道。杉並高校では野球部が練習していました

帰りは、杉並区コミュニティバス「すぎ丸」に乗って阿佐ヶ谷駅経由で帰途につきました

*
阿佐ヶ谷駅前ではパールセンターで恒例の「七夕祭り」が行われていたようで、すごい人出。束の間の静寂は破られ、また日常の喧騒に戻っていったのでした。

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akinichi

ライター兼プランナー。IT系の企画に携わること多数。個人的な研究テーマは「ビジネスマンと野球用語(あるいは麻雀用語)の関係」「ビジネス風水2.0」など。

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