2007年の総括もしていないのに、いや、2007年にどんな目標を立てたか忘れてしまっているというのに、来年の話をすると鬼に笑われ、いや、社長に怒られそうですが…。
(akinichi)
Yahoo!ニュースのTOPにも貼られたので、お読みになっている方も多いと思いますが、まずはこの記事をご覧下さい。
・「圧縮新聞」「訃報ドットコム」始めて半年で数々のサービスを生み出す、自称“ニート”──phaさん(ITmedia)
ここで紹介されているphaさんは、「圧縮新聞」や「訃報ドットコム」といったWebサービスを開発した人なんですが、まあ、それぞれのサービスがどんなものなのかについては記事を読んでいただくとして、私がこの記事を読んでツボに入ったポイントは大体こんな感じ。
・プログラミングを始めたのは2007年の2月
・それも独習
・きっかけは「文系ブロガーはみんなPHPをやるべき」という言葉
・ネット上に開発に使えそうなサンプルコードがたくさん見つかったことが、開発を加速させる
・もともとあるアイデアをプログラムによって形にするプログラミングの面白さを知る
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もちろん、ご本人の努力あっての現在だとは思うんですが、大事なことは「やればできる」だけの環境が目の前にあるということですね。
学ぼうという意欲があれば、それを後押しして、学習効率を加速してくれるだけの素材が、Web上にはあるということだと思うんです。
もうこれからは、文系だからとか理系だからとか、そういうことを云々するのはナンセンスなのかも知れませんね。そういう意味で、これはものすごく衝撃的な記事でした。同時に、「もしかしたら、自分にもできるんじゃないか」と勇気が湧いてきましたね。もちろん根拠はありませんが(笑)。
話は戻って来年の私の目標。自分が身につけたい、取り組んでみたい、勉強してみたいと考える領域は以下の3つです。
(1)開発スキル
(2)動画スキル
(3)著作権に関する知識
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今さら言うまでもありませんが、弊社にはWeb系の受託案件が増えてきています。
「何らかのアイデアをWebを通じてお客様に伝える」というのを具現化する仕事が弊社の事業の中心になることは間違いありません。
なので、(1)については前出のphaさんの事例ではありませんが、私も開発を勉強したいと思います。幸いに個人でブログも書いていますし、まずはPHPから。
仕事においては、実際にエンドユーザーが利用するに堪えるクオリティをいきなり求めるのも酷なので、例えば、サービス開発の現場にあって、モックアップみたいなものレベルでいい。
あるいはもっとシンプルに、「個人的に」面白いモノが作れるというところをゴールにすればいいという感じで、まずは取り組んでみたいと思います。
(2)は、(1)と同じですね。プレゼンテーションの表現形式として動画を扱うことが増えることは間違いないので、まあ、レベルとしては、ニコニコ動画に何かアップロードできるくらいのことしかイメージしていませんが…。
(3)については、仕事の成果物はどんどんデジタルデータ化していきますから、今まで以上にテキスト、静止画、動画といった様々な種類の著作物を扱うことが考えられ、これについての知識も強化しておきたいところです。
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仕事って、もちろんビジネスとして考えれば、まずは顧客があり、市場がありニーズがあり…、「お金が入ってくるための仕組みはどうなっている」というところを考えることが原点なんでしょうけど、ものすごく乱暴な言い方をするなら、仕事というのは、まずは能動的に発信していくことなんじゃないでしょうかね。周囲の人を巻き込んでいくという言い方でもいいのかも知れません。
幸いにして自分は今、「面白いと考えることを誰かに伝える」ことを業務として取り組める環境にあるわけですし、そのための道具としてWebがあり、また、SNSをはじめとしたコミュニティサービスがあるわけで、2008年は「能動的に発信していく」という、本来の仕事をしていくための一年目と位置づけたいですね。
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